介绍： 40:34~44:28

開発業者：まぁまぁまぁ、待ってくれ！悪いようやせん。賃金も上げる。な！頼むから。
作業員：いやいやいや。もう我慢ならねー、田舎さ帰るっす。こったら気味悪い所やっは
いられねべっす。
開発業者：ねい、そんなこと言わんで。ねいねい、鈴木さん。
鈴木：東京は怖い所だと聞いてはいたが、いくらなんでもこりゃあん...

介绍： 40:34~44:28

開発業者：まぁまぁまぁ、待ってくれ！悪いようやせん。賃金も上げる。な！頼むから。
作業員：いやいやいや。もう我慢ならねー、田舎さ帰るっす。こったら気味悪い所やっは
いられねべっす。
開発業者：ねい、そんなこと言わんで。ねいねい、鈴木さん。
鈴木：東京は怖い所だと聞いてはいたが、いくらなんでもこりゃあんまりだ。もう開発はやめたほうがいいと思いますよ。タタリかモノノケか知らんが、よっぽどこの工事は恨まれてるんだよ。

語り：タヌキ達は思わず勝どきの声を上げた。その夜の祝賀会はひときわ盛大に盛り上がった。英雄はもちろん耳切り山のおキヨと影森の正吉だった。一方、人のいなくなった飯場は火の消えたようにシーンと静まりかえっていた。しかし、次の朝、代わりの人間はいくらでもいるらしかった。せっかく化かして追い払っても必ず次の日には新顔が現れるのだった。
キャスター：地元ではキツネかタヌキの仕業ではないかという噂も出てるようですが…
警官：ハハハハ…それならば楽なもんですが、原因になってるキツネやタヌキさえ退治してしまえば済むんだから。
語り：本部のテレビモニター係は緊張した。
キャスター：しかし、ああいう化かし方は昔話に出てくるものにそっくりですからね。そういう噂が立つのももっともだと…
警官：それこそ誰かが悪質な噂を流してる証拠ではないんですか。
作業員：悪質な噂とは何だ！俺は実際この目で！
警官：あーあー、分かりました。ではそういう悪さをする動物は害獣駆除の対象にいたしますから、正体を見破り次第、どんどんご報告願いたいものですな。まぁ、証拠があればの話ですがね。ハッハッハッハ…
語り：人間達をただ化かすことに懐疑的なのは正吉だけではなかった。