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イギリス、ロンドン中心部の橋の上で、男たちが車で歩行者を次々とはねたあと、近くの市場にいた人々をナイフで襲い、７人が死亡したテロ事件で、男たちは偽物の爆発物を巻きつけたベストを着用して市民や警察の恐怖心をあおるなど、周到な準備のもとで実行していたことが明らかになりました。...

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イギリス、ロンドン中心部の橋の上で、男たちが車で歩行者を次々とはねたあと、近くの市場にいた人々をナイフで襲い、７人が死亡したテロ事件で、男たちは偽物の爆発物を巻きつけたベストを着用して市民や警察の恐怖心をあおるなど、周到な準備のもとで実行していたことが明らかになりました。

ロンドン中心部のテムズ川にかかる「ロンドン橋」で３日夜、３人の男が車で歩行者を次々にはねたあと、近くの食品市場や飲食店にいた人々をナイフで襲い、これまでに７人が死亡し、４８人がけがをしました。

警察は４日記者会見し、男たちが偽物の爆発物を巻きつけたベストを着用して犯行に及んでいたことを明らかにしました。このため、通報を受けて現場に駆けつけた警察官らは、男たちのベストを見て、自爆テロによるさらなる被害を防ごうと、直ちに銃撃し殺害したということです。

また、警察によりますと、暴走した車はレンタカーで、男たちの１人が事件の数日前に借りていたということで、事件は周到な準備のもとで実行されていたことが明らかになりました。

メイ首相は今回の事件について、イスラム過激派の影響を受けたテロだったとの見方を示していて、警察は事件と関わりがある疑いがある１２人の身柄を拘束して、支援した人物や組織がいないのかなど背後関係を調べています。
多くの外国人観光客が巻き込まれる
今回のテロ事件について、イギリス政府はこれまでのところ、亡くなったりけがをしたりした人の名前や国籍を明らかにしていませんが、現場がロンドン有数の観光地で、週末の夜だったこともあり、多くの外国からの観光客らが事件に巻き込まれていました。

このうち、フランスのルドリアン外相は、フランス人１人が死亡し、７人がけがをしたことを明らかにしたほか、カナダのトルドー首相は、カナダ人１人が死亡したと発表しています。また、各国政府の発表やイギリスのメディアの報道によりますと、けがをした人に、オーストラリア人２人、ドイツ人２人、ニュージーランド人１人、それにスペイン人１人が含まれているということです。

一方、外務省邦人テロ対策室によりますと、事件に日本人が巻き込まれたという情報はないということです。
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富山県の北アルプスの山中に３日、小型機が墜落し４人が死亡した事故で、山の斜面で見つかった機体は前の部分が激しく壊れ、エンジンは離れたところに脱落していたことが警察への取材でわかりました。警察などは今後、天気の状況などを見ながら機体を詳しく調べ、事故の原因を調べることにしています。

３日、富山県立山町の北アルプスの山中に墜落した小型機は、４日に獅子岳の標高２３００メートル付近の斜面で機体が見つかり、乗っていたいずれも長野県に住む、木下孝雄さん（５７）と小口英児さん（４８）、樋口和樹さん（２２）、それに河西勝基さん（２１）の４人が死亡しました。

警察によりますと、墜落したプロペラ機の機体は操縦席のガラスが大きく割れるなど前の部分が激しく壊れ、エンジンは機体から離れた斜面の上のほうに脱落しているのが確認されました。

警察は今後、天気の状況などを見ながら機体を詳しく調べ、事故の原因を調べることにしています。
さらに国の運輸安全委員会の調査官も、早ければ５日にもヘリコプターで上空から現場の状況を調べることにしています。

また、警察によりますと、墜落した３日に河西さんと見られる男性が通報した際、「４人のうち２人は意識がある」と話していましたが、４日の朝に機体を発見したあとは４人とも呼びかけに応じなかったということです。
現場付近は雪が深く、夜には氷点下まで冷え込んだと見られるということで、警察は４人が死亡した原因についても詳しく調べることにしています。
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ライターの残り火でやけどをしたり、車の中に放置したライターが破裂したりする事故が、７年半余りの間に７００件以上起きていることがわかり、消費者庁が注意を呼びかけています。

消費者庁によりますと、ライターに関する事故はことし３月までの７年半余りの間に７２２件報告され、このうち死亡事故が１件、重傷事故が２２件起きているということです。

最も多いのは、ライターの内部に入り込んだ小石などの異物の影響で残り火が発生し、やけどなどの事故につながったケースで、２０９件ありました。
おととしには、使用後に胸ポケットに入れていた使い捨てライターの残り火で服が燃え、男性が死亡したということです。

また、直射日光が当たる車の中など、高温になる場所に放置していたライターが破裂する事故も目立っています。
国民生活センターの実験では、気温が２０度ほどの屋外に車を駐車した場合、２時間半後には車内の温度はおよそ４６度、直射日光の当たるダッシュボードの表面温度は８０度近くにまで達し、ライターを放置すると非常に高温となり、破裂などの危険があるということです。

このほか、子どものいたずらで火災につながったケースも報告されているということです。

消費者庁は、ライターを使ったあとは火が完全に消えているのを確認することや、車のダッシュボードの上やガスコンロの近くなど高温になる場所にはライターを放置しないこと、子どもの手の届くところにライターを置かないことなどを呼びかけています。