介绍： みなさん

こんにちは

私は千秋のプリンちゃんです

大家好

我是千秋的布丁酱

今日は久しぶりに

村上春樹さんのエッセーを読みたいと思います

今天想来久违地读一读村上春树的散文作品

10じゅう代だいの頃ころは本ほんが何なにより好すきだった。学校がっこうの図書館としょかんに 箱入はこいりの新刊しんかん が入はいると...

介绍： みなさん

こんにちは

私は千秋のプリンちゃんです

大家好

我是千秋的布丁酱

今日は久しぶりに

村上春樹さんのエッセーを読みたいと思います

今天想来久违地读一读村上春树的散文作品

10じゅう代だいの頃ころは本ほんが何なにより好すきだった。学校がっこうの図書館としょかんに 箱入はこいりの新刊しんかん が入はいると、司書ししょの女性じょせい に頼たのんで不要ふようの空あき箱ばこをもらい、その匂においをただくんくん嗅かいでいた。それだけで幸福こうふくだった。そこまでマニアックに書物しょもつに惹ひかれていた。

十多岁时我最喜欢书。每当学校图书馆里有新进的装在硬封套里的图书，我就请求女图书管理员把不要的空书套给我，使劲嗅着它的气味。仅仅这样便感到很幸福。就是如此疯狂地被书吸引。

もちろん匂においを嗅かぐだけではなく、読よむこともよく読よんだ。紙かみに活字かつじが印刷いんさつしてあれば、ほとんど何なにだって手てにとって読よんだ。各種かくしゅの 文学ぶんがく全集ぜんしゅう を片端かたはしから読破どくはした。中学高校時代ちゅうがくこうこうじだいを通とおして、僕ぼくよりたくさん本ほんを読よむ人ひとに巡めぐり合あったことがない。

当然不单单是嗅嗅气味，也多很多书。只要是纸上印了字，几乎什么东西都会捧在手上阅读，各类文学全集也逐卷通读下来。整个初中和高中时代，我从未遇到过读书比我多的人。





でも 30さんじゅっ歳さい の時ときに作家さっかと呼よばれるものになり、その後ごは取とり憑つかれたように本ほんを読よむということはなくなった。気きに入いった本ほんを熟読じゅくどくすることはあるが、昔むかしのように「当あたるを幸さいわい、ばったばった」という感かんじでは読よまない。本ほんを所有しょゆうすることにも特とくに関心かんしんはない。読よんだ本ほんは、後あとで役立やくだちそうなものは別べつにして、適当てきとう に処分しょぶんしてしまう。

可是三十岁时，我成了一个被称作“作家”的人，打那以后，就不再像着魔般读书了。喜欢的书自然会熟读。但不会像从前那样，碰到什么算什么，拿起来就读了。也没有什么收藏书的兴趣。读过的书，除了看似日后有用的，都随便处理掉了。



それでもたまに自分じぶんの本棚ほんだな を見渡みわたし、幾多いくたの引ひっ越こしを生いき延のびてきた古ふるい本ほんの背表紙せびょうし を眺ながめていると、「そうか、僕ぼくという人にん間げんは 結局けっきょくのところ、本ほんによって作つくられてきたんだな」と 実感じっかんする。何なにしろ、多感たかんな 青春時代せいしゅんじだい を通とおして、書物しょもつによる情報じょうほうのインテイクが圧倒的あっとうてきだったので、その辺へんでとりあえず人間にんげんが一ひとつ出来上できあがってしまっている。

尽管如此，我偶尔还是环视自己的书橱，望着历经一次次搬迁后幸存下来的旧书书脊，心中便涌出一种真实感：“是吗，我这个人说到底是由书本塑造出来的呀。”要知道在这个那个多愁善感的青春时代里，通过书籍摄取的信息量压倒了一切，一个人才姑且成型。

「女おんなたちがわたしという人間にんげんを作つくった」なんてさらっと言いえるとかっこいいんだけど、そうじゃなくて、僕ぼくの場合ばあいは本ほんです。もちろん「女おんなたちが私わたしに幾いくつかの変更へんこうを加くわえた」くらいのことは言いえるけど。

假如能轻飘飘地甩出一句“是女人们塑造我这个人”，那该多神奇！可惜不是。

在我而言，就是书本。当然，我也可以说：“女人们给我增添了些许变化。”

这是一篇关于读书的散文

你是否想起了那些年捧着书本的时光呢～

本期背景音乐是和我一起学习日语的小伙伴

里里 对岸部眞明 「Hajimari」 这首曲子的翻弹

希望大家能够喜欢~