介绍： 『オン・マイ・ウェイ！』。この番組は、いろいろな困難（こんなん）に立ち向かう挑戦者（ちょうせんしゃ）たちが、“オン・マイ・ウェイ”、人生の途中（とちゅう）で何を考え、どう行動したのかを追ったドキュメンタリー番組です。今回、みんなといっしょに考えたいテーマは、「夢はどこまで追いかければいいんだろう？」。そんな問...

介绍： 『オン・マイ・ウェイ！』。この番組は、いろいろな困難（こんなん）に立ち向かう挑戦者（ちょうせんしゃ）たちが、“オン・マイ・ウェイ”、人生の途中（とちゅう）で何を考え、どう行動したのかを追ったドキュメンタリー番組です。今回、みんなといっしょに考えたいテーマは、「夢はどこまで追いかければいいんだろう？」。そんな問いにヒントをくれる、あるお笑い芸人のお話です。（ナビゲーター：miwaさん）
今回の主人公は、沢田純平（さわだ・じゅんぺい）さん、30歳（さい）。高月清司（たかつき・せいじ）さんと、『ジャウー』というお笑いコンビを組んでいます。沢田さんの夢は、「テレビで引っ張りだこの人気芸人になって、日本中の人を笑わせること」なのですが…。夢への道のりははるか遠く…。デビューして11年。事務所にも所属できない、鳴かず飛ばずの日々が続いています。
沢田さんは、新しいネタを書き上げると、知り合いの放送作家をたずねてアドバイスをもらっています。この日も新ネタを聞いてもらうと、「なかなか本題に入らない印象があるんだよな。客も自信がないと笑えないからさ。予想で笑えないから」と、放送作家の大輪貴史（おおわ・たかふみ）さんに言われました。沢田さんと高月さん、ダメ出しを受けることがしょっちゅうです。「（売れるのは）ちょっと正直きびしいかもなとは思ってしまう。もう５年早かったら（若かったら）また印象はちがうだろうなと思う」（大輪さん）。
沢田さんはフットサル場でアルバイトをしています。芸人としての収入は、ゼロ。思いえがいていた人生とのギャップを感じずにはいられません。「自分が親だったら、30（歳）でバイトしてるすがたを見たくないんじゃないかなと思いますね」（沢田さん）。かつてのクラスメートには、結婚（けっこん）して子どもがいる人もいます。自らの意思で夢を選んだはずなのに、自分と異なる人生を目の当たりにすると、複雑な思いが胸（むね）をよぎります。「うらやましいと思う部分もある。40、50を過ぎて、夢やぶれて家族がいない可能性がある」。この先、いつまで芸人を続けていくのか。沢田さんは、深いなやみをかかえています。
「将来（しょうらい）の不安を感じる自分と、夢をあきらめて後悔（こうかい）したくない自分。ゆれ続ける気持ちに決着をつけるため、沢田さんは、自分たちにあるテストを課すことにしました。３ヵ月連続で行う単独ライブです」（miwaさん）。
単独ライブでは、毎回必ず、新しいネタを披露（ひろう）することにしました。沢田さんは、そのときのお客さんの反応で自分たちの限界を見極めようと思っています。「ダメなら、そもそもが向いてないんだと思うんで。ま、できることは全部やって、というところ。この１年が勝負」（沢田さん）。11年間、お笑いだけにかけてきた思いを、すべてぶつける覚悟（かくご）です。
沢田さん、１回目のライブで披露（ひろう）する新ネタでは、相方の高月さんのキャラクターを生かすことにしました。練習を重ねますが…。なかなかねらい通りにはいきません。弱気になったとき、二人は５年前のあるライブを思い出します。大爆笑（ばくしょう）に包まれたあの瞬間（しゅんかん）に、お笑いをやめることのできなかった理由があるからです。「自分が言ったことで人が腹（はら）かかえて笑うすがたを見たとき、喜びがもう何よりも代えがたいというか…」（沢田さん）。多くの人を笑わせたい。夢をあきらめたくない。変わらぬ思いを胸（むね）にきざむ二人。一歩でも前に進もうと、稽古（けいこ）を重ねます。
そして、むかえたライブ当日。お客さんが集まってきました。沢田さんと高月さんは、本番ぎりぎりまでネタ合わせを行います。この先も夢を追いかけるために必要な手応えをつかむことはできるのでしょうか。沢田さんのねらい通り、高月さんのキャラが笑いをさそいます。「楽しくできた」と沢田さん。「お客さんも温かかった」と高月さん。「正直、（これからのことは）わからない。また来月、再来月、（新ネタ）を作って（ライブ）をやる感じです」（沢田さん）。少しだけ手応えをつかんだようですが、満足はしていません。夢に向かって、二人の挑戦（ちょうせん）は続きます。
「夢を持つのは、すてきなこと。だけど、かなえるためには、努力し続けなければいけない。というのも、沢田さんのすがたを見て改めて強く感じました」（miwaさん）。さて、みなさんはどう思いましたか？ ここで、あらためて質問です。「夢はどこまで追いかければいいんだろう？」。今回の沢田さんのストーリーをヒントにして、あなたなりの答えをさがしてみてください。オン・マイ・ウェイ！